競艇を嗜む皆様こんにちは。エースモーターズ管理人の芥川博明です。
皆様は『荒れるレース』と聞くとどんなレースを思い浮かべますか?
万舟が飛び出すレース、思いもよらない選手が1着になるレースなど人それぞれ思い描く荒れるレースは異なると思います。
そんな荒れるレースは荒れやすい競艇場でよく起こりますが、全国で競艇が開催される場所は24場。
各競艇場の特徴やデータ・傾向を把握しなければ堅いレースと荒れるレースを見極めるのはとても難しいです。
そこで今回は、荒れる競艇場のランキングをはじめ、荒れるレースの見極め方・狙い方などについて解説していきます!
本記事を最後まで読めばこれだけの事がわかります。
- 荒れる競艇場について
- 荒れる競艇場ランキングTOP5
- 荒れる競艇場の共通点と特徴
- 競艇場依存で荒れない条件
- 荒れる競艇場の狙い方
- 堅い競艇場の共通点と特徴
- 堅い競艇場ランキングTOP3
要点を押さえる事ができれば、万舟券を当てる事も夢ではありません!
是非この記事を参考にして頂ければと思うので、最後まで目を通してみて下さい!
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荒れる競艇場とは?
荒れる競艇場とは全国にある24箇所の競艇場の中で高配当が飛び出しやすい競艇場の事を指します。
競艇は独自のスタート方式やコースの性質上、インコースの方が強いというセオリーがあるので、1号艇の勝率が高くなるのが基本です。
しかし、時には大外枠の6号艇などが1着となり波乱を演出、多いときには1つの会場で万舟券が3度以上飛び出すなんて事も。
誰もがインコースが勝つと思っているレースでも、競艇はギャンブルという性質がある以上、誰もが思いもしなかった結末になる可能性があります。
また、転覆やフライング事故などが加わってくる事も考えると、ピンポイントで荒れるレースを狙い撃つのは相当難しいです。
『荒れる競艇場』とはインコースの勝率が低く、一般的に考えられる順当な決着で収まる事が少ない競艇場のことを意味すると覚えておきましょう。
荒れる競艇場ランキングTOP5
全国24場の中から波乱が起きやすい競艇場をランキングで紹介します。
競艇で荒れる競艇場を知っておくだけでも狙いが絞れるので、抑えておいてください。
1位:戸田競艇場
水質 | 1号艇1着率 | 特徴 |
---|---|---|
淡水 | 45% | 最も面積の小さい競艇場 |
戸田競艇場の特徴はなんと言っても全国24場の中で最も面積が小さい事です。
面積が小さく第1ターンマークの幅が狭い事が相まってインコースの選手はターンが窮屈となり、まくりが決まりやすくなります。
スタート勝負となる事も多く、非常に荒れる事が多い競艇場です。
2位:江戸川競艇場
水質 | 1号艇1着率 | 特徴 |
---|---|---|
汽水 | 45.3% | 強風がよく吹き、潮の影響を受けやすい。唯一河川を使用。 |
江戸川競艇場は唯一河川を使用している競艇場です。
海水と混ざった汽水である事も相まって水面状況がよく荒れるだけでなく、強風の影響を受けやすいです。
これらの要素が相まってレースでは艇がバタつく事が多く、波乱を起こしやすい競艇場になっています。
満潮時と干潮時では潮の流れが変わって、スタートタイミングも難しくなるので江戸川競艇場で予想をする場合は事前情報の収集力が明暗を分けると言っても過言ではありません。
3位:平和島競艇場
水質 | 1号艇1着率 | 特徴 |
---|---|---|
海水 | 46.4% | 狭めのコースかつ斜行規制が入っている。 |
平和島競艇場も戸田競艇場と同じくコースが狭い作りになっているのが特徴です。
戸田競艇場程ではありませんが、第1ターンマーク幅も狭いのでスタートで遅れを取るとインコースは簡単にまくられてしまいます。
さらに、平和島競艇場ではバック側の斜行が規制されているので、差しが決まりやすい競艇場と覚えておくと良いでしょう。
4位:鳴門競艇場
水質 | 1号艇1着率 | 特徴 |
---|---|---|
海水 | 48% | 潮の影響が大きく、風による影響も受けやすい。 |
鳴門競艇場の1番の特徴は潮による影響度が高いことにあります。
干潮時と満潮時だけでもスタートタイミングは変わりますし、独特なうねりが1マークで発生するので、ターンの際にインコースはキャビってしまうなんて事も。
これに合わさって風の影響も加わると、レースはたちまち波乱傾向へ。
予想をする際は潮状況と風状況をしっかり頭に入れておいた方が良いでしょう。
5位:多摩川競艇場
水質 | 1号艇1着率 | 特徴 |
---|---|---|
淡水 | 51.3% | 静水面でスピード勝負になりやすい。強風などはあまりない。 |
多摩川競艇場の特徴は日本一の静水面と呼ばれる水面である事。
バック側には防風林が設置されている事もあって強風などが吹きにくい事も挙げられます。
風の影響なども少なく、静水面なのになぜ荒れやすいのか。
ズバリ、これも第1ターンマークの幅です。
スピード勝負になりやすい分、外側の艇は全速で握っていく事ができるので結果的にまくりが決まりやすくなります。
その結果、波乱が起き静水面でも荒れる競艇場にランクインしました。
このように風・潮の影響、レース場の立地条件によってレースの荒れ具合が変わってきます。
荒れる競艇場の共通点と特徴
それぞれの競艇場の特徴は異なりますが、荒れる競艇場には共通点があります。
各競艇場のクセを見抜く事も大事ではありますが、共通点を知ればより簡単に荒れるレースを狙い撃つ事が可能です。
共通点を知っているのと知らないのでは大きな差があるので、これから話す内容は絶対に抑えておきましょう。
海水と汽水
競艇場の水質は、淡水・海水、淡水と海水が混合して形成される汽水の3種類。
以下に違いを簡単にまとめてみました。
淡水 | 海水 | 汽水 | |
---|---|---|---|
水質 | 硬い | 軟らかい | 淡水と海水の比率で変わる |
浮力 | 小さい | 大きい | 淡水と海水の比率で変わる |
淡水に比べて海水と汽水は塩分が含まれる事によって、浮力が大きくなります。
浮力が大きくなると、ボートの操縦が難しくなるため選手は持っている本来の実力を発揮できなくなりがちです。
また、海水が流れ込んでくる競艇場などは海の満ち引きによってスタートタイミングなどが難しくなるだけでなく、うねりと呼ばれる独特の波が発生するなどして、レースが荒れやすくなります。
ランキングで紹介した1位の戸田競艇場は淡水ですが、戸田競艇場に関しては水質よりも後ほど紹介する教場の作りが独特で荒れやすいです。
2位〜4位は海水・汽水の競艇場なので、基本は淡水よりも海水の方が荒れやすいと思っておいてください。
風と波の影響を受けやすい
競艇において自然の摂理は大きな影響を与える事があります。
その中でも波と風は特にレースへ直接大きな影響を及ぼす事が多いです。
波が高いとボートが跳ねて転覆や落水事故を起こしやすくなり、風が強いとスタート勘が狂ってしまい、スタート事故(フライングや出遅れ)が起こりがちです。
荒れる競艇場というのは風速が3m以上、悪天候などが重なると6m前後になる事もあります。
さらに、競艇はインコースが有利なセオリーがありますが、向かい風の場合はセンターからアウトコースのまくり・まくり差しが決まりやすい傾向に。
風速が強いだけでなく、向かい風が吹きやすい競艇場が荒れる競艇場と覚えておきましょう。
第1ターンマークの幅と斜行
上記の画像は戸田競艇場の競走水面です。
戸田競艇場の第1ターンマーク幅は全国で最も狭くなっています。
幅が狭いとインコースの選手はアウトへと向かって走ることになるので、走りにくくターンが難しくなりがちです。
競艇では競走水面が広いとまくりが決まりやすいスピード勝負となりますが、競走水面が狭いとターン勝負となり、レースが荒れやすいと言われています。
戸田競艇場のように競走水面が狭い=荒れやすいと思っていただいて大丈夫です。
インの勝率が低い
紹介した5場のインコース勝率はほとんどが50%を下回っています。
荒れる競艇場は配当が高くなりがちですが、配当が高くなっているという事はインコースの勝率が下がっている事と同義です。
番組表にもよるとはいえ、基本的にはインコースへ人気が集まりますからインが飛べば荒れたレースになる事が多くなります。
インコースはもちろん、2コースの勝率などにも目を配り、センターからアウトコースの勝率が高い競艇場であれば荒れやすく勝負を狙える競艇場と判断できるでしょう。
競艇場が原因で荒れる場合とそうでない場合がある
ここまで荒れる競艇場の特徴やクセなどを説明してきました。
しかし、紹介したのはあくまでも競艇場の立地条件などが重なる事で荒れるパターンです。
どの競艇場にも言えるような荒れる条件というのがあるので、ここからはそちらを紹介していきます。
モーター差
1つ目がモーター差によって荒れるパターンです。
競艇におけるモーターは会場毎に決められたモーターが用意されており、性能差があります。
モーター性能が良ければ階級が低い選手でも格上の選手に勝てる事もあるので、波乱を起こす事もしばしば。
競艇場の立地条件で荒れる訳でなく、その時折で一時的に荒れるだけなので、荒れやすいとはまた違うという事を覚えておきましょう。
荒天時
2つ目は荒天時に荒れるパターンです。
どの競艇場でも荒天時は波が高くなったり風速が強まります。
1日だけで見れば万舟券が何度も飛び出したり、荒れる競艇場として見られがちですが、晴天時などは全く荒れない競艇場となる場合も。
荒天時は1日の結果だけで判断せず、その競艇場が通年で見るとインコースがどれだけ強いかなどをしっかりと理解しておきましょう。
荒れる競艇場での予想方法と狙い方!どんな時に荒れる?
荒れる競艇場のランキングと共通点・特徴について紹介してきましたが、実際に予想をして狙う場合はどうすればいいのか気になる方が多いはずです。
そこで、荒れる競艇場での予想方法と狙い方、どのような条件の時に荒れやすいかを徹底解説していきます。
企画レース・レディース戦・ルーキー戦
まずはレースとしてどのようなレースを狙うべきか。
結論から言うと『企画レース』『レディース戦』『ルーキー戦』を狙うべきです。
その中でも企画レースとルーキー戦は狙い目。
企画レースは1号艇にA級選手などが固定で配置されるため、1号艇の選手が2着以下になるだけで簡単に万舟が飛び出します。
先程ランキングで紹介した競艇場の企画レースであれば、インコースが多少遅れを取るとそれだけでB級選手にチャンスがあるので、狙い目です。
もう1つがルーキーシリーズ。
ルーキー戦は出ている選手が新人のレーサーなども居るので、そういった選手は外枠から出走します。
荒れやすい競艇場はまくりが決まりやすいので、外枠のデビューから日の浅いレーサーが穴を開けるなんて事もしばしば見られる事に。
一般戦でも荒れない訳ではありませんが、傾向として紹介した荒れやすいレースを狙う方が期待値があると言い切れます。
買い方にこだわらない
もう1つは買い方にこだわらない事です。
荒れるレースというのは思いもよらぬ結果になる事なので、相手が抜けていてアタリを取りこぼすなんて事も当然ありえます。
そうならない為にも大事なのは買い方にこだわらず、フォーメーション投票やBOX投票を駆使する事です。
個人的にはインコースと他1艇を外した4艇BOXが買い方としておすすめ。
BOXなら取りこぼしもありませんし、思わぬ万舟券を手にできる可能性もあります。
荒れるレースを狙う際は是非試してみてください!
堅い決着になる競艇場の特徴
ここまで荒れる競艇場のランキングをはじめ、特徴やクセなどについてお伝えしてきました。
荒れる競艇場を知る事も大事ですが、その逆の堅い決着になりやすい競艇場を知っておくことも大事です。
ここからは堅い決着で決まりやすい競艇場の特徴などについてお伝えしていきましょう。
インコースの勝率が高い
堅い決着で決まりやすい競艇場というのはインコースの勝率が高くなります。
大前提として競艇はインコースの方が勝率が高く、セオリー通りに収まれば①-②-③で決着しやすいです。
実際に各競艇場の出目ランキングでも①-②-③が1位になっています。
インコースの勝率が高ければ高いほど結果的に堅い決着となるので、荒れる事も少ないです。
第1ターンマークの幅が広い
荒れる競艇場の特徴では第1ターンマークの幅が狭い事を共通点として挙げました。
堅い決着で決まる競艇場の特徴は荒れる競艇場の逆で第1ターンマークの幅が広いところにあります。
ターンマークの幅が広いとインコースの艇はゆとりを持って旋回できるだけでなく、まくってくる外枠の艇をブロックできるので、先頭を守りやすいです。
もちろん、差しなどは警戒しなければいけませんが、幅が広い分戦術も増えます。
インコースの勝率が高い競艇場は必然とターンマークの幅が広いデータがあるので、予想の参考にもなるでしょう。
堅い競艇場ランキングTOP3
荒れる競艇場同様に堅い決着になりやすい競艇場の特徴をお伝えしました。
最後に荒れる競艇場でも発表したランキング形式で堅い決着になりやすい競艇場を3つ紹介していきましょう。
1位:大村競艇場
水質 | 1号艇1着率 | 特徴 |
---|---|---|
海水 | 63.5% | 最もインが強い競艇場。競艇発祥の地。 |
全国でインの勝率が最も高い競艇場が大村です。
1コースが勝ちやすいので荒れるレースは少なく、比較的堅い決着になりやすくなります。
第1ターンマークのホームとの幅が広いので、インの選手はゆとりを持ったターンが可能に。
水質は海水ですが、干満差が大きくない事もインの勝率の高さに繋がっていると言って良いでしょう。
2位:芦屋競艇場
水質 | 1号艇1着率 | 特徴 |
---|---|---|
淡水 | 63% | バック側に葦が発生する。 |
芦屋競艇場の特徴は淡水で硬い水面なのと、1マークバック側に発生する葦。
これが消波装置の役目を果たしています。
その影響でスピードターンする選手が多く、走りやすい静水面と呼ばれています。
3位:徳山競艇場
水質 | 1号艇1着率 | 特徴 |
---|---|---|
海水 | 62.8% | 1マークバック側がかなり広い。追い風になりやすい。 |
徳山競艇場は周辺の山や島に囲まれた地形から強風が遮られ、年間を通して追い風気味のコンディションになります。
そのため、風向きの有利性からイン逃げが決まりやすく60%を超える勝率に。
干満差が激しいので、走り慣れた地元選手などがインコースの際はより堅い決着を狙いやすい競艇場と言っても過言ではありません。
紹介した3つの競艇場が全く荒れないとは言いませんが、比較的堅い決着で収まりやすい事は間違いないです。
荒れたレースではなく、堅い決着を望む人は大村・芦屋・徳山で勝負してみてください!
荒れる競艇場のまとめ
今回は、荒れる競艇場についてご紹介しました。
要点をしっかりと押さえる事ができれば、高配当を当てる事だって可能になります。
競艇で大きく稼いでみたいという方は、是非本記事を参考にして勝負してみてください!
しかし、荒れるレースというのはレース展開も読みづらいので一筋縄ではいきません。
特に初心者にとっては不向きとも言えます。ベテランの予想師でも苦戦するレベルです。
予想は難しいけど、高配当を手にしてみたいという方は競艇予想サイトを使うのも1つの手。
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