競艇を予想する上で欠かせない、モーター。
舟券を的中させるには、このモーターの見極めは必須項目と言ってもいいでしょう。
選手全員が同じ規格のモーターを使うものの、コンディションやセッティングなどによって、その速さ・走りはさまざま。
「強い選手を選んだのに予想が外れた…」
「どうやってモーターを見極めればいいの…?」
こんなことを少しでも考えたことがある方は、ぜひご安心ください。
これからモーターの見極め方や、ペラ・チルト角などについても詳しく解説していきます。
モーターの強さが分かれば、回収率がケタ違いに上がります。
回収率が200%〜300%以上も夢ではありません。
それでは、さっそく確認していきましょう。
まずは勝率の見方を解説!的中に必須の展示タイムとは?
選手がレースで使用するモーターの累計勝率は、出走表から確認することができます。
まずは予想するレースの出走表を開いてみましょう。
出走表には、選手の勝率だけでなく、モーターの勝率が記載されています。
「2連率」が2着以内に入っている確率で、「3連率」は3着以内の確率です。
数字がいいほどレースで上位に来る確率が高く、50%を超えたら超抜モーターと言ってもいいでしょう。
トップクラスの選手が超抜モーターを引けば、6号艇からの出走でもかなり期待できますよ。
一方、20%・30%台のモーターは要注意。
ここ一番の伸びが不足していたり、初速が他のボートよりも不足していたりする場合があります。
基本的には勝率を見て手のモーターの強さを判断していいでしょう。
ですが、そこには大きな落とし穴があるんです。
例えば、B2の新人選手が性能の良いモーターに乗り、経験不足から結果を出せないことがあります。
モーター自体の性能は良いのに、前に乗った選手の結果によって数字だけ見ると弱く見えてしまうんです。
そこで確認したいのが、展示タイム。
競艇の大会では、レース直前に1号艇から順番に周回展示を行うんです。
2周目のバックスリット裏から、2マークまでの150m間のタイムを計測し、レース前に確認できます。
実際にタイムが見られるので、モーターそのもののポテンシャルを判断できるんです。
舟券を購入する時は、モーターの勝率だけでなく、展示タイムをチェックしてみましょう。
調整が勝敗を分ける!モーターの命であるペラについて知る!
エンジンに装着されている金属製のプロペラのことを、競艇ではペラと称します。
実は、選手がモーターの調整をする上で一番重要視している箇所なんです。
エンジンの動力を推進力に変える部分で、車でいうタイヤのようなもの。
抽選で引いたモーターに装着された状態で、ペラも受け取ります。
各選手たちは、このペラをハンマーで叩いて自分好みに調整するんです。
トップ選手にもなれば、0.01m単位で調整してレースに挑みます。
どんなに良い超抜モーターを引いても、ペラのセッティング次第ではその性能を活かしきれないことも…。
そのため、選手が一番時間を掛けて調整する箇所でもあります。
大会の序盤で超抜モーターを使用して結果が出てない選手は、もしかしたらペラのセッティングに難航しているのかもしれませんね。
そんな時は1日様子を見るなどして予想を避けるのも、競艇で大金を稼ぐのには大事ですよ。
スピードに大きく影響する?チルト角について
モーターには、エンジンの角度を変える部品が付いています。
通称この角度はチルト角呼ばれ、選手の好みで変更ができるんです。
競艇場によって調整幅が決められていますが、基本的に-0.5〜3.0の間で0.5ずつ調整(浜名湖のみ2.5があり、他の競艇場は2.0の次が3.0になります)できます。
チルト角を調整することで、そのボートの特性が変わってくるんです。
チルト角を下げるとペラと水面がフィットし、舟が安定します。
スタートからトップスピードまでの速さが上がり、ターン時にも高速で旋回できるんです。
一般的に競艇はターンの時に順位が変動しやすいので、選手たちは最も低い角度で挑みます。
チルト角を下げた舟は、安定感があると考えていいでしょう。
一方、チルト角を上げた舟はトップスピードが早くなります。
反面、角度の低い舟に比べてスタート時のスピードが下がり、ターンの時も不安定になりやすいです。
主にアウトからスタートダッシュを狙う選手がセッティングすることがほとんど。
チルト角が高い選手は、必ずスタートから勝負を仕掛けてくると考えましょう。
各競艇場のチルト角の調整幅は以下の表のとおり。
安全にレースを行うため、コースの広さや水面によって角度の制限があるんです。
戸田 | -0.5/0/+0.5度 |
桐生 | -0.5/0/+0.5/+1.0度 |
びわこ | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5度 |
住之江 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5度 |
若松 | 0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5度 |
福岡 | 0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5度 |
大村 | 0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5度 |
江戸川 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0度 |
徳山 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0度 |
平和島 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
多摩川 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
浜名湖 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+2.5/+3.0度 |
蒲郡 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
常滑 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
津 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
三国 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
鳴門 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
丸亀 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
児島 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
宮島 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
下関 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
芦屋 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
唐津 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5/+2.0/+3.0度 |
大村 | -0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5度 |
コースの狭い戸田競艇場では、接触事故を避けるためにチルト角は-0.5・0・+0.5の3つからしか選択できません。
また、0.5刻みで角度を調整できますが、+2.5を選べるのは浜名湖競艇場のみ。
各競艇場によってチルト角はさまざまなので、注意が必要ですよ。
チルト角の高い選手を見つけたら、万舟券の可能性大。
荒れる可能性が他のレースよりも高いので、大穴を狙う方はチルト角に注意しましょう。
負ける兆候?部品交換について
選手自身が調整しなければならないモーターですが、故障時やセッティングが上手く行かない際は部品を交換できるんです。
部品の変更は出走表でアナウンスされ、どのような変更をおこなったのかひと目でわかるようになっています。
交換できる部品は全部で8つ。
その中でも、予想の際に注意したい部品を確認していきましょう。
そこまで悲観的にならなくてもいい?ピストンリングとキャリアボデー
選手の部品交換で最も多いのが、エンジン内のピストンを補助するピストンリング。
徐々に摩耗していく特性上、一定期間で交換するのが当たり前なんです。
ピストンリングは各競艇場に多数保管されており、何回でも他の部品を試せます。
徐々に調整しながら最適なセッティングに変更できるため、そこまでネガティブに捉える必要はないでしょう。
キャリアボデーも同じです。
普段は水面に隠れていて見えない部分ですが、衝突等で歪んだ時にだけ変更するのがほとんど。
ボートを速くするために変える箇所ではないので、特に予想時には気にしなくても問題ありません。
交換したら要注意!シリンダーとクランクシャフト
部品の交換でも特に難易度が高いのが、シリンダーとクランクシャフトです。
どちらも整備が難しく、エンジンの超重要な部分でもあるため、できれば触りたくない選手がほとんど。
レース前に選手が変更したとなると、よほど低調モーターであることが伺えます。
シリンダーとクランクシャフトを交換した選手は、舟券を買わないのが得策でしょう。
電気一式の交換は特に影響はないが…?
主に舟が転覆してしまった選手が交換するのが、電気一式。
電気が通っている部分のため、まとめて交換する必要があるんです。
正常な電気発火をすれば問題ないので、特に部品交換で気にする必要はありません。
ですが、警戒したいのがエンジン側。
水に使ったエンジン部分は、灯油で洗浄します。
洗浄のためにどうしてもバラさなければならないため、注意が必要です。
対策として、電気一式を交換した選手は展示タイムを細かくチェックしましょう。
今まで通りのタイムを計測していれば、影響はそこまで大きくありません。
反対に、明らかにタイムが落ちていた場合はエンジンに何らかのトラブルが発生している可能性が高いため注意が必要です。
競艇予想にはモーターの見極めが必須!本気で勝ちたいなら予想サイトが◎
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
モーターの見極め方や、ペラ・チルト角などについて解説しました。
競艇を予想する上で、モーターは絶対に避けて通れません。
これらの情報を知っておくだけで、今以上に勝てるようになるでしょう。
ですが、レースのモーターや展示タイム・交換部品まですべて確認するのは正直手間と時間がかかります。
効率的に情報を収集したい方は、競艇予想サイトに登録するのがオススメです。
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